School Camp 総まとめ

今週は,二男が2泊3日でSnow Sports Campという名のスキー合宿に出かけ,無事帰宅。

長男が初めてのスクールキャンプに出かけたのが3月末↓。遅ればせながら,あらためて子供たちの記憶を辿って,顛末などまとめておこうと思う。

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1 長男のYear7(中1)スクールキャンプ:2023年3月末 2泊3日

2泊3日でフィリップアイランドに出かけた長男。我が家にとってスクールキャンプデビューだったことは上記記事のとおり。

フィリップアイランドは,ペンギンパレードが見られることで有名な観光地だ。 

www.australia.com

だが,その島にあるアクティビティ体験付きの宿泊施設でずっと過ごし,ペンギンには一切出会うことはなかったとのこと。

日中は,グループに分かれて,割り振られたアクティビティをひたすらこなす毎日。湖でのカヌーやいかだ作り,プールでのスイミング,森の中でのフライングフォックス(いわゆるジップライン)や大ブランコなどなど。ずっと天候に恵まれず寒い雨ばかりだったが,一番楽しかったのは初めてトライしたサーフィンだそう。

大自然の中で体を使って遊ばせまくるのがどうやらオーストラリア流なのかも。いかにもオーストラリアらしい!

夜は,夕食後に全員参加型のイベント。こちらでよく耳にするトリビアナイト(いわゆるクイズ大会)や,特技を発表し合うタレントショーなどで盛り上がった・・・らしいが,長男はうまく参加できなかった様子。

滞在したのは,知り合いが1人もいない6人部屋。今でも同じ部屋で一緒に過ごした友達とは良い関係を築けているらしいが,何よりこのキャンプでの長男の大収穫は,隣の部屋に泊まっていたギリシャ系男子との出会い。今ではすっかり大親友だ。↓

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セカンダリーへ通い始めて2か月弱で参加したこのスクールキャンプ。帰ってくるまで,私は心配でそわそわしっぱなしだった。迎えに行って見つけた長男は,少しの自信と大きな友情を得て,何だかふたまわりくらい大きく成長して帰ってきた,そんな印象だった。しっかりサバイバルしてきて,頼もしい。 

2 二男のYear6(小6)スクールキャンプ:2023年5月初旬 4泊5日

日本的感覚からすると,小6にしては意欲的と感じる4泊5日。二男もまた,湖と森に囲まれたアクティビティ体験付きの宿泊施設で過ごしてきた。滞在場所も,日中の過ごし方も,そして夜のイベントも,全て長男のと似たような感じで,こういうのがオーストラリアンスタンダードなスクールキャンプなんだろうな,ということがわかってきた。

日中は,大きな箱を積み上げてどこまで登れるかを競ったり,マップリーディングといって,宝の地図を頼りにキャンプサイト内に隠されている暗号などを解いてまわったり,I spyというアクティビティでは,キャンプサイト内の写真を渡されてそれがどこかを見つけてまわったり。

夜は,おなじみ?トリビアナイトと,爆音で踊りまくるディスコナイト。やはり長男と同じく,こういったノリにはなじめなかった様子。宿泊は8人部屋の大型キャンプテントで,2段ベッドが4つしつらえてあったそう。

私にとって(あくまでも私にとって)印象的だったのは,アクティビティのために分かれたグループ毎にオーストラリア固有の動物の名前をチーム名としてつけられたそうなのだが,二男は「Team Echidnas」,つまりハリモグラチーム。夏に海水浴に行ったモーニントン半島先の海岸で,私の目と鼻の先をよちよちと横切る野生のハリモグラに出会って感激したことを思い出した。

 

4泊5日という長丁場を家族から離れて過ごすのは初めてだったものの,二男は長男より約1学期分早くから小学校に通い始めすっかり馴染んでいたのもあって,あまり心配はしていなかった。だが,冬の始めですごく寒いのに湖でカヌーなどさせるから(笑)思いっきり体調を崩して帰ってきた。聞くと4日目から喉が痛くなり始め,終始気持ち悪く辛かった様子。帰宅後測ると38度を超える発熱で,週末はとにかくベッドで休ませた。

なお,翌週はクラスの半数以上が体調不良で1週間丸々休んだらしい。←このぬるい感じもオーストラリアっぽい(あくまで私個人の感想)。

3 二男のSnow Sports Camp:2023年8月初旬 2泊3日

通っている小学校からお知らせが届いたのが4月末,思えば二男のスクールキャンプ参加前だった。

希望者だけが参加できるスキースノボ合宿だという情報だけで,何人参加できるのか,費用も日程すらも全く不明。「希望者は説明会に要参加!そこで詳細伝えるから。説明会は登録しないと出席できませんよ。説明会出席はキャンプ申し込みの必要条件ですよ。」という謎に包まれたちょっと威圧的なお知らせ。

スキーが大好きかつ得意な二男,「仲良しの友達も行くんだって!ボクも行きたい!」というので,まずは説明会へ。結果,

①校長先生が例年力を入れて実施しているらしい(もちろん自ら引率)

②参加者は約45人(例年希望者オーバー、上の学年が優先)

③通常の学期中に実施(なので参加者は授業をサボって参加する)

とのこと。参加費用は10万円を超える上,スノーウエア類は全部日本に置いてきているからこちらで新しく調達しなければならないなど,特に費用の面で悩んだが,自信がある分野で楽しく経験を積むことで得られるものは,とりわけ今の二男にとってはプライスレスだろうなと考え,腹をくくった。

 

出発当日,集合時間は何と早朝5時15分!スキー場まではバスで5時間近くかかるとのこと。

8月に入り,道端にはカラフルな花が咲き誇っていて,寒いながらも春の息吹が感じられる毎日。もちろん雪山も同様で,webcamで見るスキー場はほぼ降雪ゼロ。メインの場所にだけ人工雪を降らせている様子。

初日はとにかく心配で,不毛にもずっとウェブカムのライブ画像を見ていた。
右端の黄色のウエア軍団の中に二男がいる(はず)

雪のコンディションはアイスバーン状で良くなかったらしいが,二男は存分にスキーを楽しんできた様子で,曰く「1日の3分の2はずっと滑ってた!」。初日から最終日に至るまで,連日インストラクターがしっかりついてレッスンをし,レッスン前後はフリースキーでひたすら滑ったとのこと。充分すぎるほどモトは取れたようだし,何より自信をつけて帰ってきたのが嬉しい。

 

2人とも,とてもいい経験を重ねている。