終わってないし! IELTSようやく達成

前回の記事で「終わった」と感想を述べていたIELTS。

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先週金曜6/23に受けてきて,週末をはさんだ3日後の今週月曜6/26,結果が出た。そしてようやく必要スコア(Overall6.5,全科目6.0以上)を達成することができた。いつも子供に投げかけている「終わってないし!」という言葉を,思わず自分自身に向けてつぶやいた。

結果は以下のとおり。まだまだ恥ずかしいレベルだが,一歩一歩進むことが大事!

Listening : 7.5  (前回6.0)

Reading : 6.5  (前回7.0)

Writing : 6.0  (前回5.5)

Speaking :6.0  (前回6.0)

Overall : 6.5  (前回6.0)

先週金曜の反省会時,ひたすら落ち込むと同時に自分の勉強方法を一旦オーバーホールせねばと考えていて,これまでの戦歴や自分の実力を分析し直していたところだった。例えば,リスニングについてあまり苦手と思ったことはなかったのだが,実はそれほど点を取れていたわけでもないことに気づいたり。そして必要な対策をあらためてあぶり出し,1か月後の再受験を見越して毎日のタスクをぎっちり計画立てて・・・

そういった作業の傍ら,モチベーション維持のため,久しぶりに自分の目標・目的を書き出してみた。かつて資格試験で苦しんでいたときに勧められた方法で,将来の夢,例えば10年後の自分がどこで何をしていたいかをまず具体的に思い浮かべ,そこから5年後の自分,3年後の自分,1年後の自分,6か月後の自分・・・という具合に書き出していく。こうすることで直近の1か月後の自分の目標が具体的になるし,それまでに何を成し遂げる必要があるのかが浮かび上がってくる。加えて時間のなさにも驚き,そんなにのんびりしている場合じゃないぞー,と気分が引き締まる作用もある。

あらためて書き出して言葉にしてみるとなかなかに気恥ずかしさもあるのだが,なぜ日本での生活をたたんでメルボルンに来たのか,自分に向き合う良い機会になった。日本を発つ前の漠然とした希望から,様々な目標が徐々に具体的になってきたことにも気づくことができて,何というか,時が着実に進んでいるのだなと実感したり。

 

要は何が言いたいのかというと,全っっ然足りないしもっと頑張らねば!ということ。

とはいえ,ようやくゲットできた今回の結果は純粋に喜びたい。こうやって一歩ずつ歩を重ねて,遠いところまでたどり着くために。

I am done… IELTSとTVと

恒例の(2度目だが)IELTS受けてきました報告。精魂尽き果ててもはや抜け殻、早々にベッドに潜り込んで一人反省会を開催中。

1度目はこちら↓

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6月も家事など極力手抜きして勉強優先シフトを敷いた。前回の反省からオンライン英会話に再登録、毎日はできなかったが(←ここ大反省中)アウトプットを増やした。

スピーキングとライティングについて、試験直前に初めて専門家のフィードバックをもらってすごくすごく勉強になった。

However, I'm done ...

(以前 I've done と書いていたのですが,間違いでしたので訂正しました)

大失敗することなど、ネガティブな意味合いでよく「終わった」と言うが(子供たちは全然大したことないことにも連発するので「終わってないし!」が私の口癖)、英語でも同じような表現をするのだということをつい先日、TVを見ていて知った。

最近ちょっと楽しみにしているMillion Dollar island という番組があって、100人の素人が無人島らしき不便な島で様々なチャレンジなどをこなしてメンバーを蹴落としていくという、なんちゃってサバイバー番組なのだが、その参加者の1人、ちょっとおデブで運動が苦手そうな女子が、番組の初回で体力だけがモノを言うチャレンジを見てこう言っていた。

「全部こんな(体力勝負の)チャレンジなんだったら 、私完全に終わってるんだけど!(I'm done, I'm done!)」

 

IELTSに話を戻すと、

①リスニング

最初の最も簡単なレベルの問題4〜5問を思い切り聞き逃すという前回と同じミス。時間の許す限り、難しくなっていく先の問題の肢を先回りして読んでおく作戦が完全に裏目に出ている。比較的得意と思っているリスニングでの度重なる失敗に心が折れかかる。

②リーディング

今回はここでまさかの撃沈。大問1の形式が初見のタイプで把握に時間がかかった上、3つある大問のトピックが全て、苦手な抽象的な題材ばかりで時間配分崩壊。大問3は時間不足でまるまる落としている自信しかない。

③ライティング

手ごたえを感じていた前回よりも書ききれなかったという印象。ただ、専門家のアドバイスをもとに少し気をつける視点を変えたので、どうなるかも手ごたえすらも、全くわからない。

④スピーキング

いつもと同じく。問題もいつもに増して歯ごたえがあった気がする。もっと場数を増やすしか活路はないだろう。

 

総じて不十分。苦しいが引き続き精進します。

 

全く話は変わって、ついでにTVについて書き留めておきたかったことを少し。

こちらでは、特番とレギュラーの間のような、ゴールデンタイムに流れる娯楽番組の放送の仕方が独特だ。新しい企画番組の始まりは必ず日曜夜。その後火曜か水曜まで毎晩続きを放送して、木曜〜土曜はお休み。日曜からまた連日の毎晩パターン…という流れで各局とも放送している。

日本では基本、特番はその日限り、レギュラー番組は週一、それが当然と刷り込まれていた。けれど最近、このパターンもそもそもどうして?と考えることが増えた。当たり前だと思っているものの根拠や合理性に思いを馳せると、意外ととりわけ意味がなかったりすることに気づくのも、異国生活ならではと感じる。

DAY300

2023年6月17日土曜日,今日は渡豪して300日目。

強風で肌寒く曇天だが,時折雲が途切れてまぶしい太陽が顔を出すメルボルンらしいお天気。

そんな中,私は,来週IELTSを再受験予定のため,自宅そばの図書館で朝10時からライティングの試験対策勉強中。

冴えない日々とプレッシャーにため息ばかりで,ここのところ気分は落ち込みがちなのだが,こうやって図書館に足を運ぶと,勉強だけに打ち込んでいいという今の贅沢な環境に対する感謝を忘れちゃいけない,と思う。

 

わかりきってはいるのだが,英語の能力って,ネイティブでない私にとってはきっと一生涯満足できるゴールはないだろうし(それはネイティブのはずの日本語も同じだと最近よく思うようになってきた),どれだけかかっても私はずっと劣等感を抱き続けるのだろう。加えて,日本語でさえも「あれ」「これ」ばかりで流暢に駆使できなくなってきている記憶力減退真っ盛りの中年ということもあって,ズボラで努力嫌いなくせに完璧主義気味な私は,そんなとっくに気づいていることごとに最近あらためて圧倒されているというのが正直なところ。

 

しかしやらないと力はつかないし,今しっかりやっておかないと,今後一生後悔する。50を目前にこんな学生みたいなピュアなことを思えるのも,人生のご褒美以外の何物でもない。

前向き前向き!がんばっていこ。

 

そんなわけで,またもやきちんと区切りのお祝いができなさそうなDay300。久しぶりに100日前のことを振り返ってみると↓,あれからもう100日も経ったのか,と驚く。

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ちなみに天井の水漏れシミについては,一切進捗はない。

1か月ほどたった頃,何の連絡もないので私から確認のメールを出してみたけれど,5月上旬にこんな返事が届いただけ↓。

 I contact the owner corporate many times to ask the contact information upstairs (tenant or landlord) no responds.

オーストラリアって,こんな風にのんびり社会が動いています。今日の突風のようにあっという間に過ぎゆく私の大切な毎日も,もう少しのんびりしてくれるといいのだけれど。

アパートのボヤで避難

昨日は金曜日。二男の小学校が「Curriculum Day」でお休みだったので,日中,二男と2人で自宅で過ごしていた。

 

子供たちの学校は,あと2週間で2学期が終わる。学期終わりが近づいてくると,何やらよくわからないのだが「先生たちが成績をつけるため」とか「先生たちのスキルアップのため」とかの理由で,ちょくちょく学校が休みになったりしがちになる。昨日の二男のお休みも多分この系統。

次の月曜は王様のお誕生日なので(←この文章,童話みたい!)オーストラリアは今週末,Long weekendである(=三連休)。したがって二男は4連休!Extra long weekend。ゲーマー君は「ゲームができる!」と、朝からウキウキのご様子(我が家は週末のみ,最長2時間だけゲームができるという約束),昨日も1日中パジャマ姿でのんびりと休みを満喫していた。

 

ここ最近もいろいろあって,特に子供たちの学校の授業料の関係でまたもやゴタゴタが発生したことや,スキー合宿に行くことになったこと、新たな習い事を始めることなどなど,ブログに書きとめておきたいなと思っていた。が,昨日は、そんな全ての予定が吹き飛ぶ大事件発生。

 

午後4時半ころのこと。部屋の天井のスピーカーからけたたましいサイレンが鳴り始めた。

実はこのサイレン,月に1度くらいの頻度で「テストです」って鳴っているので(初めての時は,部屋に一人きりの時で驚いて文字通り飛び上がった),私は慣れたものだったのだけれど,初めて聞いた二男はすぐさま自室から飛び出してきた。

「ママ,これ何??」「これはね,避難指示のサイレンなんだけど,ちゃんと鳴るかどうかテストしますってたまに鳴るのよ」と説明していたところ,サイレンの合間に,普段は流れてこない,大男の(←これは想像)野太い断定的な指示口調の録音音声で

「Evacuate Now!」

やだ怖い!これ,本番のやつ!

 

二男にはすぐにパジャマから着替えるよう指示し,私は大事なものを大急ぎでリュックに詰める。家族全員分のパスポート,お金,ビザや各種証明書,充電器,日本用コンセントの変換プラグ,携帯にメガネに・・・「ママ怖いよ,早くしないと!」えーと,パソコンは無理か,もう出ないと。

部屋を出ると斜向かいの部屋の玄関ドアが開いていて,1,2度すれ違って挨拶したことのあるアジア系の女性が他の家族が出てくるのを待っているところだった。軽く会釈して廊下を進むと,二男が「エレベーター使わない方がいいよね,階段で下りよう」。うん,確かに。

エレベーター横にある非常階段の重いドアを開けると,焦げ臭いにおいが充満していて,火事なのだと確信した。幸い煙はない。我が家は2階,急いで1階へ下りてドアを開けるとそこには大きな消防士たちが3人、どうやら火元は1階の部屋のようだ。早く外へ,と促されてアパートメントの建物の外に出た。

外には消防車が2台停まっていて、着のみ着のままの住民たちがざっと20人くらいだろうか、車道を挟んで向こう側の歩道から不安そうにアパートメントを見ている(私たちは最後から2番目の避難者だった。もっと急がないとと反省)。

見ると、道路沿いの3号室の掃き出し窓から白い煙が上がっていた。この部屋は確かごく最近、新しい住人が引っ越してきたばかり。特に消防車で派手?に消火活動などはしていないが、消防士が頻繁に出入りしている様子が見てとれる。

20分ほどしたところで消防士が近づいてきて、「もう大丈夫、部屋に戻っていいよ」。良かった、どうやらボヤで済んだらしい。1階のエントランス共用部分と非常階段は変わらず鼻をつく焦げ臭いにおいで満ちていたが、家に無事戻ってほっとすると同時にどっと疲れが来た。

今回は何事もなくて本当に良かった。ただ、ここは異国。物理的にも精神的にも、もっと身を守る準備をしておかないといけない。

IELTS振り返り② 手応えとの乖離

先週水曜に受けてきたIELTS↓

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結果が,土曜の夜に届いた。恥ずかしい結果だが,自分を律するためにも公表。

Listening : 6.0

Reading : 7.0

Writing : 5.5

Speaking :6.0

Overall : 6.0

私に必要なスコアは全てのセクションで6.0以上,オーバーオール6.5以上なので,ライティングのスコアが足りない。そこで土曜の夜中11時過ぎに,ライティングの再採点を申請。再採点費用,$199・・・高い。

すると,わずか3時間後の日曜夜中3時前に「再採点結果出ましたよ~」とメールが届いた。残念ながらスコアアップならず,$199がドブに捨てられた(再採点でスコアが上がると,この費用は丸々返金される仕組みになっている。日本で受けていたとき,2度再採点の申請をして,2度ともスコアがアップしていたので,費用を巻き上げられた?のは初めての経験。悔しい)。悔しいついでに愚痴ると,がっつりお休みを取る文化のオーストラリアで,週末の,しかも夜中の3時間の間に,ちゃんともう一度真剣に見てくれてる?

 

私の英語能力が全然足りてないのは重々承知しているので,この結果はもちろん仕方ないのだが,今回私が危機感を抱いたのは,手応えとの乖離にある。

リスニングは,最低限守れたという手応えどおりで問題はない。

リーディング,心配していなかった(むしろ7.5以上取れていると思っていた)のに7.0止まり。想定との差に少し不安を覚える。

問題はライティングとスピーキング。ライティングはこれまでで一番書けたと思っていたのに,これまでのベストスコアからかなりの下落。そしてスピーキングは,これまでで一番できなかったと思っていたのに,これまでの最高スコアを記録。

 

資格試験で苦しんできた経験上,自分の手応えと結果との間に乖離があるということは,危険信号だと思っている。試験の傾向と対策,そして自分の実力が全くマッチしていないことを示していると思うから。

IELTS振り返り① 悔しい。

この1か月弱,ブログ含めいろいろなことをできる限り後回しにして,勉強第一の受験モードで過ごした。今週に入ってからは,子供の送迎も家事も全部パートナーが引き受けてくれた。あたたかいサポートと心遣いには感謝しかない。

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そして今日,1年ぶり,かつ海外での初めてのIELTS受験をしてきた。

くたくた極まりない中でブログの更新をするのは,この悔しさと反省の気持ちをきちんと言葉にしておくべきだと思ったから。

 

リスニング,リーディングとライティングについては,まずまずの出来だった気がする。

比較的得意なリスニングでかなり聞き逃すというケアレスミスを重ねてしまったのが残念だが,最低限守れているのではないかという感触。

リーディングは適切な時間配分を守れたし,あまり心配はないかと思う。

ライティングはまだまだ苦手で完璧にはほど遠いのだけれど,これまでの中では一番書けた気がする。これからも精進すればもしかしてもっと伸びるかも?と初めて前向きに体感できた感じ。

 

それだけに,スピーキングの手応えの悪さにほとほと惨めな気分になっている。IELTSを受け始めてからの最低点を叩き出す自信しかない。悔しい・・・

そして決めた。

明日から,日本で中途半端に終わらせてしまっていたオンライン英会話に再度申し込んで,吐くほど英語をしゃべり倒す,圧倒的に足りていない場数を踏みまくる。

 

今夜は久しぶりにアロマキャンドルを焚いて心のささくれを癒やしている。明日からまた頑張る。

追い込む

重い腰をようやく上げて、5月末のIELTS(英語の試験)の予約を取った。

 

IELTSを受けるのは約1年ぶりになる。あのころは、仕事じまいと渡豪準備のカオス状態の中、ギリギリ時間を捻出して受験していた。地方に住んでいたので、毎回、朝5時に出発して東京に受けに行っていたっけ。

私が受けていたIELTSはアカデミック用のコンピュータ版の試験で、①リスニング、②リーディング、③ライティングの3科目を朝から休みなく一気にこなした後、昼過ぎから対面の④スピーキングテストを受けて終了、という流れ。

恥ずかしいが、何度も受けてはスコアが足りずに悔しい思いばかり重ねてきた。受験を始めるまではそれほどスピーキングに苦手意識はなかったのに、最後までずっと足を引っ張っているのはこれ。他の科目は必要スコアをクリアできているのに、全く改善がみられなくて苦しんできた。

 

トラウマ状態で渡豪後ずっと逃げていて、自分を追い込まないとなんだかんだとサボる悪い癖から抜け出せずにいたので、とうとう伝家の宝刀?を抜くことに。あまり近い日程だと当然玉砕、かといって先にしすぎるとまた甘えが出る…ということで、なんとなくの5末にした。

 

驚いたのは受験費用、何と$410!日本では確か2万6000円ほど、それでも高いなーと毎回唸っていたが……

1回で仕留めたい!!というわけで、久しぶりの受験モード、がむしゃらに頑張る所存。