DAY 200,そしてドタバタの2週間半

書きたいことは山のようにあって下書きもたまってしまっているが,きちんと仕上げるだけの時間が全く取れないでいる。しかし,しばらくぶりに疲弊した出来事がいくつも発生したので,記録しようと思う。

1 Day 200

2023年3月9日(木),渡豪200日目。

有言実行,きっちり200日目をお祝いしよう↓ と一人張り切ってみた。

snemtea.hatenablog.com

ちょっとしたイベント風にしようと思って,お祝いディナーメニューを公募?する張り紙を数日前から掲示,簡単な投票箱も設置。こういうのを見つけると,我が家の子供たちは爆盛り上がり。意気揚々と希望メニューを書いた紙を投票してくれた。

当日は朝から,食材準備などで何と6軒もスーパーなどをハシゴ。気づくと13時を過ぎていて,なんだかどっと疲れる。お得なもの,欲しいもの,どこにあるのだろう?と右往左往して時間ばかり過ぎていく。ある意味,私のこの200日間を象徴している気がする。

この日は普通の平日だったので,夕食を少し頑張って豪華にしたのみで特にイベントもなし。家族で食卓を囲んで,いつもどおりみんなが今日の出来事などの話をしながらたらふく食べて,さあ振り返りと今後の抱負でも語り合おうか,と思っていたところ,二男が体の不調を訴えはじめた。熱はない。しかしついさっきまでものすごく元気だったのに,だるさと吐き気でみるみるうちにしぼんでいく(ように見える。子供の体調悪化は急すぎていつもこう感じる)。その対応のバタバタと,心配で不安な心持ちの状態で,200日目もまたあっけなく過ぎ去っていった。

2 二男の発熱

翌日は,二男の同級生家族が放課後に我が家に遊びに来てくれる予定になっていた。

この予定を楽しみにしていた二男,キャンセルしたくなくてどうしても学校へ行くと言う。少しばかりだるそうだが吐き気は収まり朝食もぺろりと平らげ,熱もない。何より「学校へ行きたい!」という言葉が嬉しくて(最近,学校がつまらなさそうで心配しているところだった)登校させることにした。が,この決断が失敗だった。

下校時迎えに行くと顔が真っ赤。聞くと,朝,私がスクールオフィスに理由と共に「今日の体育は見学にさせてください」とお願いしていたにも関わらず,体育が急遽いつもの先生から変更となって,伝言が伝わっていなかったそうだ。二男は一所懸命その先生に体調が悪いと説明しようとしたらしいのだが理解してもらえず,がっつりスポーツをやらされたんだ,と憤慨している。

帰宅後,更に顔が真っ赤っかで涙目になっている。これは明らかにおかしい。熱を測ると37.4℃,寝かせるもどんどんどんどん熱くなっていき,高熱記録更新の39.2℃。たまらず解熱剤を飲ませた。

この時もそうだが,二男はいつも金曜夕方に熱を出す。なので週末しっかり休んで,月曜日には直って登校,とても省エネ?合理的?な体をしている。ただ今回は,1日で熱はおさまったが壊れたお腹がなかなか治らず,回復に正味4日かかった。

3 タイヤがパンク

車のタイヤがぺしゃんこになった。原因はこのネジ↓

諸悪の根源。がっつり刺さっている

二男が体調を崩したのは,月曜が祝日の3連休(Long weekendという)だったので,連休明け3月14日(火)に1日だけ学校を休み,15日水曜日に久しぶりの登校。体調を慮って学校まで車で送ることにし,少し早めに到着したので,門が開くまで10分程度,小学校の近くで路駐して待機していた。

さあそろそろ開門時間,二男と共に車を降りようとしたところに,目の前に路駐していた車の運転手が車に戻ってきて,トランクを開けてガサゴソし始めた。その恰幅のいい、シャツがヨレヨレでちょっとだらしないけれどとてもフレンドリーそうなオジサン(こちらにはたくさんいらっしゃる)が,おもむろに運転席にいる私に向かって,私の車を指差しながら何か話しかけている。

どうしたんだろう?と車を降りてオジサンの声を聞くと…

「キミのクルマ、タイヤパンクしてるよ!走っちゃダメだよ危ないよ」

えーーーー

見事にぺちゃんこ+初めて見るスペアタイヤはすごく細くて心配になる

日本でも,タイヤに釘が刺さったことは2度もあったが,幸い早めに気づいて空気が抜けきる前に自走して自宅に戻り,お世話になっていた自動車整備の方に連絡して後は全部お任せ,だった。そもそも外出先で自走不可になるのは初めてのことだし,ここオーストラリアだしでどーすればいいの!?とプチパニック。落ち着けまずは二男の学校,と,心配そうな顔の二男をとにかく学校へ送り届けた。

それから車に戻って,友人たちの適切なアドバイスと励ましに支えられ,保険会社へ連絡,ロードサービスの手配(オプションで契約していてよかった!)。ロードサービスが到着するまで2時間弱待たされた。その間,小学校からのチャイム(というよりブザー)が何度も聞こえてきて,母が身動き取れない間に子供はつつがなく授業を受け終え,recessで遊んでまた授業を受けているのね,と笑えてくる。

パンク時の常識なのだろうが,こういう時はロードサービスの人が,こちらの車に備え付けのスペアタイヤにその場で交換してくれ,その後,自分でタイヤ屋などへ行き,パンクしたタイヤを修理するか交換するか相談,実行という流れなのだそう。

 

昼12時前にようやくスペアへの交換が完了したので,恐る恐る運転して,家の近くのタイヤ屋を3軒ハシゴした。

1軒目は地元の小さなタイヤ屋さん。「残念だけどこれは修理は無理だね。交換は前2本一緒にすることをお勧めするけど,パンクしていない方は新しくて状態もいいから,1本だけの交換でも問題ないよ」との意見で,見積もりは1本1万数千円ほど,タイヤの準備ができるのは早くて2日後とのこと。

2軒目はやる気のないチェーン店。「修理は無理そうだね。今うちにはこのタイヤはないから,この先にある○○(超有名チェーン店)に行けばいいんじゃないかな」。在庫切れ商品を取り寄せて売ろうともしない、まるで商売っ気ない店の人にも「修理は無理」と言われたことで,交換やむなしと腹が決まった。

3軒目,超有名チェーン店。「修理は無理,他のタイヤの状態はそれほど悪くはないけど良くもないし,あまりいいメーカーのタイヤじゃないので,これを機に4本全部変えるといいですよ。当社には長期保証がありますし,定期的に検査もしますよ!」15分で全部済むというが,見積もりは何と13万円ほど。

ここでタイムアップ。二男の迎え時間が迫り,スペアタイヤで恐る恐る小学校まで戻り,自宅へ帰って頭を整理。とにかく早くタイヤを交換して安心したいが,15万㎞も走っている中古車に13万円は不要と判断。1軒目にお願いして,無事17日(金)に新しいタイヤを履くことができた。

それにしても店によって対応も価格も全然違う。億劫がらずに要リサーチ,そうやって知識と知恵をひとつずつつけていかねばと思う。

4 家賃催促の連絡に不安と怒りと

先月,不動産屋から「家賃の振込先口座が変更になるので,来月から新口座へ送金するように」というメールが届いた。ただ,差出人がこれまでの担当者ではない,聞いたことのない名前だったことと,不動産屋の店舗も違っていたので,念のため担当者宛てに確認のメールを送った。すると,また別人から「これは本当です」との返信。もっともこのメールには,担当者が私のメールをその別人に転送していた形跡があったので,もう一度念押しのため確認メールを送り,問題なさそうだと判断して家賃を送金したという経緯があった。ただ,担当者は一度も私に返信を送ってこなかった。

そんなある日,「支払期日を5日徒過しているので,すぐに支払ってください」と,従来の口座を指定したメールが届いた。

もしかしたらやっぱり詐欺だったのかも,と押し寄せる不安と共に,きちんと担当者を引っ張り出して説明させなかった自分の落ち度にひどく後悔しながら,上述のやり取りに絡んだ全ての人に宛てて怒りのメールをすぐに送信。5日待っても返事がないので,そこから毎日,返信を催促するメールを出し続けた(これまでの経験でついた知恵)ところ,8日後にようやく,支払いが確認できていること,メールは技術的な問題で誤って送られたものと思われること,そして珍しく謝罪の言葉が書かれたメールが送られてきて,ほっとした。ただ,これもこれまでの担当者からではなかった。

中途半端はいけない。どうにも英語でのやり取りが苦しくて,この辺でいいかと自分を甘やかしてしまうが,確認するなら徹底的にやらないと。

5 天井の水漏れ

家賃の件のゴタゴタが解決した翌日の夜,寝ようとしたところにベッドルームの天井に大きなシミを発見。ああ,また面倒なことが起きるぞとガックリきながら,写真を何枚か撮って就寝。

翌朝見てみると,明らかに水滴がシミの部分から染み出している。また写真を撮って,大急ぎで不動産屋にメールしたところ,驚くべき早さで,あの謝罪のメールを送ってきた人物から返信が来た。「重要な連絡をありがとうございます。すぐに現状確認をしたいので,明日そちらに行きます」

こういうのが集合住宅の面倒なところ

その人物は約束の時間どおりに現われ,テキパキと写真を撮りながら,次のように説明。「水漏れはよく,ベランダからと,トイレなどの水回りから起きます。今回のは,私はおそらく前者だと思う。後者の場合はもっと大規模に水漏れが起きるし,配管を曲げないように通常は水回りのレイアウトは上下の階で同じ場所にするものだから」「この建物の管理会社にすぐ連絡して、上の階の住人とコンタクトをとって修理の依頼をします。もう大丈夫よ」

この件に関してこれ以上私にできることはない。ひどくなりませんように,早く直してくれますように。

ちなみに,担当者はどうした,あなたに変わったのか?と聞くと,I will be, とのこと。どういうこと?しかしまあ,少なくとも前任者よりも仕事は早そう。

 

他にもいろいろドタバタしていて,ただでさえ早く感じる時の進みが,異様に早く感じて仕方ない。日本からは美しい桜の便りをもらっているが,こちらも夏が終わり,どんよりとした雲が頭をもたげる季節が始まった様子。