AO23 その2 ; エキシビションマッチ+公共交通機関について

2023年1月13日金曜日,前回の投稿↓で書いたジョコビッチVSキリオスのエキシビションマッチに行ってきた。

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前日にお店が閉まってしまい買いそびれたグッズや公式本などを手に入れ、行列に並んでビールもゲット。アリーナは満員、開始前は熱気に包まれていてワクワク度満点。

夜の試合会場は,派手な照明とノリノリの音楽でまるでコンサート

ただ、試合そのものは完全にショー。特にジョコビッチのおふざけが過ぎて少し残念。

やはりスポーツは本気勝負でないと!というわけで、本戦のチケットをそろそろ購入せねば(ただ、2日連続でコート近くで試合を見てしまったので、豆粒みたいな遠くの席に耐えられるのか甚だ心配)。

 

がらっと話題が変わるのだが,Cityは駐車場がべらぼうに高いのと,AO期間中は開催場所のメルボルンパーク(Cityから徒歩15分程度の好立地)の駐車場は一般には解放されていないようなので,ごく普通の一般人である私は公共交通機関でアクセスするのが正解と考えた。

ただ,現在メルボルンは電車の駅やルートなどの大改造工事中で,昨年12月頃から近郊電車が止まり,代替バス輸送が行われている。特に夏休み期間中であるこの1月は,かなり大規模に近郊電車が運行を止めている(少なくとも私の家の沿線は1月末頃まで電車は一切動かない)。体感としては,メルボルン中のバスをかき集めて代替輸送しないと間に合わないのでは?という勢いで完全に停止。東京でこれをやったらどんなことになるのだろう,と考えると,この決断はすごいなと舌を巻く。

加えて,代替バスに乗ってみて初めて気づいたのだが,バスに運賃の支払方法が見当たらない(かき集められたバスなのだろうから当然といえば当然か。初めて乗った代替バスは観光バス風の大きいバスだった)。

 

ここで少し説明をすると,メルボルンの公共交通機関の運賃はものすごくざっくりとしていて明快。あまりにざっくりしていて理解が追いつかず,支払方法含め完全に把握するのに1週間かかった。

①電車,トラム,バスのどれに乗っても何回乗ってもどこまで乗っても料金は一律(近郊から遠方にかけてゾーン制になっているので厳密には「どこまでも一律」ではないが,詳細は省く)

②その日最初に乗り物に乗ってから2時間以内であればA$4.60,2時間を超えればA$9.20(しょっちゅう値上げするらしいので,あくまでも現在の値段)

③なお,CBD内はかなりの区域がフリートラムゾーンとなっていて,その区域内だけはトラムをタダで乗り降りできる

この運賃を,Myki(マイキー)というカードのみで支払う。電車であれば駅の入口あたりに,トラムとバスであれば車内のドア近くに機械が設置されていて,カードをかざして読み取る。Mykiをそもそも持っていなかったり,持っていたとしてMykiにチャージされている残高が足りなかったりしても,バスやトラム内で現金払いやチャージは一切受け付けてくれない(ので,残高管理はかなり重要)。

日本の某有名企業が技術提供?運営?しているらしい。ニュースをかじり聞くとその契約がもうすぐ期限を迎えるためこのカード式が今後変更される可能性もあり得るそうだ

話は戻って,代替バスに支払いのための読み取り機械が見当たらないので,みんな平然とタダ乗りしている。しかし,停留所にも閉鎖されている駅にも,どこにも「代替バスは無料ですよ」というアナウンスを見つけることはできなかった。なので代替バスに乗ること3回目,意を決して運転手にどうやって運賃払えばいいの?と聞いてみたら「タダだよ!」

東京でこれをやったらどんなことになるのだろう,と考えると,この決断はすごいなと(2回目)。

 

このようなわけで,タダ乗りバスでお得にAO観戦に行けている。さあ,本戦だ。